群馬県伊勢崎市の結婚相談所 婚活ラボ Andante（アンダンテ）のカウンセラー中村 香織です。今回は少し耳の痛い話をします。でも、ここをしっかり理解できるかどうかが、あなたの婚活の“明暗”を分けることになります。「女性の30代後半～40代は婚活が厳しい。でも、男性は40代でもまだ余裕だろう。」そんな“誤解”を持ったまま結婚相談所に登録する40代・50代の男性が、実は非常に多いのです。特に、子どもを望んでいる男性に多く見られる「若い女性ばかりに申し込みを繰り返す」という行動。これは、ハッキリ言って婚活を自ら遠ざけているようなものです。今回は、この「男性の楽観視が生む誤算」と「40代からの現実的な婚活戦略」について、女性読者も一緒に考えていける内容でお伝えします。
「男性は40代でも大丈夫」って本当？
まず、この考えがなぜ根強いのかを紐解いてみましょう。
•芸能人や有名人の“年の差婚”の印象
•「男性は経済力で勝負できる」という幻想
•子どもを望める年齢的な余裕
確かに、20代女性と結婚した40代男性のニュースは話題になります。でもそれは、ごく一部の“選ばれし成功者”の話。一般的な婚活市場においては、40代以降の男性は決して「モテる年代」ではありません。とくに、年齢が上がれば上がるほど、女性は男性に“誠実さ・協調性・理解力”を求めるようになります。つまり、経済力だけでは選ばれない時代なのです。
若い女性に申し込みを繰り返す40代男性の“落とし穴”
結婚相談所では、40代男性が20代・30代前半の女性に大量に申し込みを送り、全く返事が来ない…というケースが多発しています。これはなぜでしょうか？
【理由１】年齢だけで弾かれている
20代・30代前半の女性は、同年代または5歳差以内の男性を希望する傾向が強く、20歳以上年上の男性は、条件を読む前に“年齢だけで対象外”となることが大半です。
【理由２】若い女性側には“選ばれる理由”がない
あなたが「若い女性がいい」と思っているのと同じように、その女性側も「なぜ自分が20歳年上の男性を選ばないといけないの？」と考えています。つまり、「子どもが欲しい」「若い女性がいい」と思って申し込んでいる男性の多くが、女性の視点を全く考慮していないのです。
ガツンと現実：40代からの婚活が“男性も”厳しい理由
ここではっきり言いましょう。男性も40代に入ったら、“厳しい婚活”が始まるのです。
•初対面で「年齢の壁」を感じられる
•選ばれる側から“選ぶ側”に切り替えられない
•自分の過去の栄光（若さ・収入・モテ）に囚われている
•対等なコミュニケーションができない
これらを抱えたまま婚活をしていても、実を結ぶ可能性は極めて低い。
「なぜ断られるのか分からない」
「もっといい人が現れるはず」
「本気で向き合ってくれる女性がいない」
…それは、あなたの“マインド”が婚活市場の現実とズレているからかもしれません。
40代男性が婚活で結果を出すための３つの視点
① 「求める」よりも「与える」スタンスに変える
若い女性を求め続けるのではなく、「どんな女性となら心地よく一緒に過ごせるか」を考えましょう。対等な関係を築くことに意識を向けると、自分の魅力も再発見できます。
② “理想”より“現実”に軸足を置く
・年齢差
・年収や学歴
・容姿や家庭的かどうか
これらすべてを求めると、「選ばれる側」にはなれません。現実的にマッチする女性に誠実に向き合うことが、結果的に最短ルートになります。
③ 「子どもがほしい」は、“相手ありき”の希望であることを理解する
子どもを持ちたい気持ちはわかります。ですが、これは“自分の希望”だけでは叶いません。相手の年齢・健康・ライフプランを含めた“二人の希望”として向き合うべきテーマです。「子どもが産める年齢の女性」を探す前に、「この人となら子育てを一緒にできるか」と考えられる相手を探すべきです。
女性読者へ：これは“他人事”ではありません
女性読者の皆さんも、「男性はいいな、年齢が上がっても余裕そう」と思っていませんか？実際は、男性も年齢を重ねるほど婚活が厳しくなります。あなたが40代で婚活しているなら、同世代や50代男性の“現実”を理解し、「自分が選ばれたい女性像」ではなく、「お互いに選び合える関係」をどう築くかを意識しましょう。そして、相手に“年齢以上の魅力”を求めるなら、あなた自身も“年齢以上の魅力”を日々磨いていく必要があります。婚活は男女ともに、現実を直視して“地に足のついた行動”ができるかどうかが勝負です。
楽観ではなく、“覚悟”と“誠意”で向き合おう
男性の皆さん、もう一度言います。「40代でも大丈夫」は幻想です。確かに、婚活市場において男性は「年齢」に関して少し有利な面もあるかもしれません。でも、それは「現実的な視点と誠実な行動」が伴っていれば、の話です。年下女性を求めることが悪いわけではありません。でも、自分がその女性にとって「選ばれる理由」を持っているか？その女性の人生にも責任を持てるか？そう自問自答してから申し込みをするべきです。婚活は、“願望”ではなく“準備と行動”で結果が決まります。あなたの本気と、地に足のついた誠実さが、人生のパートナーを引き寄せます。未来の誰かと笑い合うために、今日から“現実に目を向けた婚活”を始めましょう。
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