群馬県伊勢崎市の結婚相談所　婚活ラボ　Andante（アンダンテ）の代表カウンセラー中村 勇輝です。最近の婚活女性の中には、男性からのお見合いをお断りする際に「これでもか！」というほど、たくさんのお断り理由を挙げてくる方がいらっしゃいます。
❎「プロフィール写真が理想と違う」
❎「会話のテンポが少し合わなかった」
❎「趣味が自分と違う」
❎「服装のセンスが気になる」
一つひとつは小さな理由かもしれません。ですが、完璧を求めすぎるその姿勢が、せっかくのご縁を遠ざけてしまっている可能性があります。今回は「完璧を求めず、まずは会ってみる」ことの大切さについて考えてみたいと思います。

お断り理由が多い人ほど婚活が長期化する

婚活では、どうしても「条件や印象」で相手をジャッジしてしまいがちです。もちろん、結婚相手を選ぶ以上「譲れない部分」があるのは当然です。しかし、あまりにも多くのお断り理由を並べてしまう方は、結果的に婚活が長引きやすい傾向があります。なぜなら、減点方式で相手を見るクセがついてしまっているからです。人は誰でも欠点や弱点があります。自分にだってあるはずです。それを一つひとつ理由にしていたら、永遠に「この人だ！」と思える相手には出会えません。

「まずは会ってみる」ことで見える世界

結婚相談所で成婚された方々のお話を伺うと、最初からお相手が理想通りだったというケースはむしろ少ないのです。
⭕「最初の印象は正直ピンと来なかったけど、会っていくうちに誠実さを感じた」
⭕「趣味は違ったけれど、私の話を大切に聞いてくれる姿勢に心を動かされた」
⭕「条件は完璧ではなかったけど、一緒にいて自然体でいられるから決めました」
実際に会うからこそ見えてくる「人柄」や「相性」があるのです。完璧さよりも、「一緒にいて安心できる」「自分らしくいられる」ことのほうが、長い結婚生活ではずっと大切になります。

完璧を求める婚活の落とし穴

完璧を求め続けてしまうと、次のようなデメリットがあります。

1．出会いの幅が極端に狭まる

条件を積み重ねるほど候補は減り、実際に会う機会がどんどん減ってしまいます。

2．理想像と現実のギャップに疲れてしまう

頭の中の理想が高いほど、現実の相手に不満を抱きやすくなります。

3．結婚の本質を見失う

結婚生活は「条件のチェックリスト」ではなく、二人で築いていく共同作業です。完璧さよりも柔軟性や歩み寄りが必要です。

お断りを減らすための3つの工夫

では、どうすれば「お断り理由が多すぎる婚活」から抜け出せるのでしょうか？

お断り理由を3つまでに絞る

どうしても受け入れられない条件以外は「許容範囲」としてみる。

一度会ってから判断する

プロフィールや第一印象だけで切らず、「実際に会ってみてから考える」習慣を持つ。

相手の長所を探す視点を持つ

減点ではなく加点方式で、「この人の素敵な部分はどこか」を意識して見る。

完璧な相手より、心が安らぐ相手を

婚活は「理想の相手を見つける活動」と思われがちですが、実際には「現実の相手と幸せを築いていく活動」です。完璧を求めすぎれば求めすぎるほど、出会いのチャンスを逃し、婚活が長期化してしまいます。だからこそ、「まずは会ってみる」ことが大切なのです。結婚相手は、条件や外見だけで選ぶものではありません。「一緒にいて心が安らぐかどうか」「素の自分でいられるかどうか」――この感覚こそ、最も大切な判断基準なのです。完璧さを手放し、まずは一歩。その一歩が、あなたを本当の幸せへと導いてくれるかもしれません。

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