「なんとなく交際」から「真剣交際」へつなげるコツ

2025.05.10 スタッフブログ

群馬県伊勢崎市の結婚相談所　婚活ラボ　Andante（アンダンテ）のカウンセラー中村香織です。結婚相談所で活動していると、「仮交際」という言葉を耳にする機会が多くなります。しかし、「仮って何？」「真剣交際（本交際）とはどう違うの？」と戸惑う方も少なくありません。今回は、婚活初心者の方でも安心して読めるように、仮交際の基本的な意味から、スムーズに進展させるための具体的な進め方、注意点までをわかりやすくお伝えします。

1. 仮交際とは？「お友達以上、恋人未満」の関係

仮交際とは、いわばお見合い後のお試し期間です。お互いに「もう少し知りたい」「ちょっと気になる」と思えたら、1回きりで終わらず、何度かお会いして相性を確かめていく段階が「仮交際」と呼ばれています。ここでのポイントは、恋人関係ではないということ。まだ「お互いをよく知らない」状態なので、複数人と同時に仮交際することもOKとされています。これは不誠実な行為ではなく、「より自分に合った人を見極めるため」の制度です。

2. 仮交際中の目標は「真剣交際に進むか見極めること」

仮交際に入ったら、最終的な目標は「この人と真剣交際（本交際）に進みたいか？」を判断することです。そのためには、次のようなステップを踏むことが大切です。

ステップ① 週1回を目安に会う（または連絡を取り合う）

仮交際中は、会うペースがカギになります。仕事が忙しい方も多いとは思いますが、できれば週1回程度は直接会う、あるいは連絡を取り合いましょう。やりとりが少ないと、お互いの気持ちも温まらないまま終了してしまうケースが多いです。

ステップ② 会話のテーマを広げる

初回は緊張して当たり障りのない会話になりがちですが、2回目、3回目…と回数を重ねるごとに、結婚観や生活スタイル、将来の希望などの話題も取り入れていきましょう。たとえば、
•どんな家庭を築きたい？
•休日はどう過ごしたい？
•家事の分担はどう考えている？
•子どもについての考えは？
こうした話題を避け続けていると、「楽しかったけど、結婚後のイメージが湧かなかった」と本交際へ進めないことが多くなります。

ステップ③ 一緒にいて「自然体」でいられるかをチェック

無理に好かれようとして疲れてしまう相手とは、長い結婚生活は難しいもの。仮交際では、「頑張らなくても居心地が良い」「素の自分でいられる」と感じるかどうかを、自分自身に問いかけてみてください。

3. 仮交際中に気をつけたいこと

せっかく良い出会いがあっても、些細な誤解や行動で交際終了になることもあります。以下のポイントには特に注意が必要です。

◆連絡の頻度や温度差に注意

連絡が少なすぎると「興味がないのかな？」と思われ、逆に頻繁すぎると「重い」と感じられてしまうこともあります。まずは相手のペースを尊重しながら、無理のない頻度で連絡を取るようにしましょう。

◆複数交際中でも誠実さを忘れない

仮交際中は複数人との交際がOKですが、比較対象として接するのではなく、ひとり一人と丁寧に向き合うことが大切です。「他の人もいるから…」と手を抜いたり、気持ちを濁したままにしてしまうと、せっかくのご縁が遠ざかってしまいます。

◆迷ったらカウンセラーに相談を

仮交際中は「このまま進んでいいのかな？」「他の人とも話が合っていて悩む」など、気持ちが揺れる場面がたくさんあります。そんなときは、ひとりで抱え込まず、カウンセラーに相談することが近道です。プロの視点からアドバイスをもらえることで、自分の気持ちが整理でき、次の一歩が見えてくるはずです。

4. 真剣交際（本交際）へのタイミングはどう決める？

仮交際を続ける中で、「この人ともっと深い関係に進みたい」と思えたら、いよいよ真剣交際（本交際）の申し込みです。タイミングは人それぞれですが、3回〜5回ほどお会いして、将来を前向きに考えられるようになった頃が目安とされることが多いです。「他の方との仮交際を終了し、あなたに絞りたい」と思えたら、それがサインです。しっかりと気持ちを伝え合って、次のステージへ進みましょう。